患者さまの大切な歯を、
できるだけ長く守ること。
曽我歯科医院三軒茶屋のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
当院では、「患者さんの大切な歯をできるだけ長く守ること」を診療の基本としています。 患者さん一人ひとりのお口の状態やご希望に寄り添い、納得して治療を受けていただけるよう、丁寧な説明と診療を心掛けています。
曽我歯科医院三軒茶屋 院長インタビュー
患者さんの10年後、20年後を見据えた歯科医療
2006年に三軒茶屋で開業した曽我歯科医院は、地域に根差した歯科医療を続け、まもなく開業20年を迎えます。
虫歯や歯周病の治療をはじめ、根管治療、インプラント、予防歯科など幅広い診療を行う一方で、曽我達彦院長が一貫して大切にしているのは、「患者さんにとって本当に良い治療とは何か」を考え続けることだといいます。
歯科医療は日々進歩しています。新しい材料や治療法が次々と登場し、患者さんが求めるものも以前とは大きく変わりました。そのような中でも、曽我院長の診療の軸は開業当初から変わっていません。
今回は、診療への考え方や患者さんとの向き合い方について話を伺いました。
開業から約20年。変わらない診療への考え方
開院した当時のことは今でもよく覚えています。12月で、とても寒い日でした。
約20年が経ちましたが、診療に対する考え方は、開業した頃とほとんど変わっていません。
診療では、治療方法や使用する材料、虫歯をどこまで削るかなど、日々さまざまな判断があります。教科書やエビデンスはもちろん大切ですが、それだけでは答えが出ないことも少なくありません。
家族だったら、この治療を勧めたいだろうか。
そう考えるようにしています。これは開業以来、変わらない判断基準です。
患者さん一人ひとりに合った治療を考える
そうですね。
患者さんは一人ひとり違います。年齢や生活背景、お仕事、通院できる頻度もさまざまです。
高齢の方、小さなお子さん、歯科治療に強い不安をお持ちの方、お仕事が忙しく十分な通院時間を確保できない方もいらっしゃいます。
同じ病気でも、その方にとって最適な治療が必ずしも同じとは限りません。
教科書どおりの治療が、その患者さんにとって最善とは言えないこともあります。
だから私は、病気だけを見るのではなく、その患者さんの立場で考えることを大切にしています。
「正解」ではなく、「その患者さんにとって最善」を考える
そう思います。
もちろん、科学的な根拠や診療ガイドラインはとても重要です。
ただ、実際の臨床では、それだけで答えが決まるわけではありません。
例えば、ご高齢で通院が難しい方と、若くて長期的な治療計画を立てられる方では、治療の考え方も変わってきます。
歯科治療に強い恐怖心をお持ちの方もいらっしゃいますし、お仕事の都合で何度も通院することが難しい方もいらっしゃいます。
そうした背景も含めて考えながら、その患者さんにとって何が最善なのかを一緒に考えていくことが大切だと思っています。
患者さんに合った治療を考える。
それが歯科医師の役割だと考えています。
だからこそ、十分にお話を伺い、それぞれの治療法のメリットとデメリットをご説明したうえで、納得して治療を受けていただきたいと思っています。
健康な天然歯を、できるだけ長く守るために
私は、健康な天然歯に勝るものはないと考えています。
永久歯は一度失うと元には戻りませんし、エナメル質も再生することはありません。
だからこそ、健康に機能している歯は、できるだけ長く残したいと思っています。
「歯を残すこと」そのものが目的ではありません。
例えば、歯根が破折している歯や、大きく動揺して周囲の歯に悪影響を及ぼしている歯は、天然歯であっても抜歯が望ましい場合があります。
一本の歯だけを見れば残せるかもしれません。しかし、その歯を無理に残すことで、お口全体の健康を損なうようであれば、本当に患者さんのためになるとは言えません。
私が大切にしているのは、お口全体を長く健康な状態で維持することです。
そのために何が最善なのかを、患者さんと一緒に考えていきたいと思っています。
インプラントは、残っている歯を守るという考え方
インプラントは、歯科医療を大きく変えた治療の一つだと思います。
以前は、歯を失うとブリッジや入れ歯で補うことが一般的でした。
現在でもどちらも大切な治療法ですが、例えばブリッジでは支えとなる歯に負担がかかります。その負担が積み重なることで、将来的に健康だった歯まで失ってしまうことがあります。
インプラントは、そうした負担を軽減できる治療です。
「失った歯を補う治療」であると同時に、
「残っている歯を守る治療」でもある。
もちろんです。
年齢や全身状態、お口の状態、生活背景によって、適した治療法は変わります。
入れ歯が適している方もいれば、ブリッジが良い選択になる方もいます。
場合によっては、将来のお口全体のことを考え、便宜抜歯を行ったうえでインプラントをご提案することもあります。
大切なのは、治療法を決めて患者さんに当てはめることではありません。
患者さんにとって長期的に良い結果につながる方法を、一緒に考えていくことだと思っています。
納得して治療を受けていただくために
はい。
私は、インフォームドコンセントをとても大切にしています。
患者さんから「先生にお任せします」と言っていただくことがあります。
歯科医師として信頼していただけることは、本当にありがたいことです。
ただ、その一方で、治療内容を十分に理解しないまま治療が進んでしまうことは避けたいと思っています。
治療の結果は、患者さんのお口の中に長く残ります。
だからこそ、どのような治療を行うのか、なぜその治療を選ぶのかをできるだけ分かりやすくご説明し、ご納得いただいたうえで治療を始めたいと考えています。
自由診療についても同じです。
費用だけではなく、それぞれの治療法の特徴やメリット、デメリットも含めてご説明し、ご自身で納得して選択していただくことを大切にしています。
治療後の状態を、長く維持するために
歯科治療は、治療が終われば終わりというものではありません。
むしろ、治療後に良い状態を維持していくことが大切だと思っています。
当院では、歯科衛生士と連携しながら定期的なメンテナンスを行っています。
歯周病の検査やクリーニングに加え、マイクロパウダーを用いたエアフローも取り入れています。バイオフィルムや着色を除去し、お口の中を清潔な状態に保つことは、虫歯や歯周病の予防にもつながります。
もちろん、歯科医院でのケアだけでは十分ではありません。
患者さんご自身による毎日のセルフケアも欠かせませんので、お口の状態に合わせたブラッシング方法や清掃器具の選び方についてもお話ししています。
開業以来、10年、15年と通ってくださっている患者さんもたくさんいらっしゃいます。
そうした患者さんのお口を拝見すると、以前に自分が行った治療を振り返る機会にもなります。
良い状態で経過していると安心しますし、一方で、年月の経過とともに再治療が必要になることもあります。
教科書どおりに経過するとは限りません。
患者さんから学ばせていただくことも多く、その経験を次の診療に生かしていくことも、長く診療を続ける意味の一つだと思っています。
プロフェッショナルとして仕事に向き合う
毎朝、朝礼を行っています。
その中で繰り返し話しているのが、「プロフェッショナルであること」です。
受付には受付の役割があり、歯科助手には歯科助手の役割があります。歯科衛生士も、それぞれ専門職として患者さんと向き合っています。
私は、プロとは、その仕事で生活をしている人のことだと考えています。
患者さんから治療費をいただいて仕事をしている以上、その期待に応える責任があります。
これは歯科医師だけではなく、医院で働く全員に共通することだと思っています。
特別なことではありません。
自分の役割を理解し、責任を持って仕事に取り組む。その積み重ねが、患者さんからの信頼につながるのではないでしょうか。
忘れることのできないコロナ禍
やはり、新型コロナウイルス感染症の流行です。
診療を縮小せざるを得ない時期もありましたし、何より先が見えませんでした。
一番大きかったのは、不安だったと思います。
患者さんに感染させてしまうかもしれない。
私自身やスタッフ、家族が感染するかもしれない。
歯科医院は、お口の健康を守る場所です。
その場所が、逆に患者さんの健康を損なうようなことがあってはいけません。
感染対策を徹底しながら診療を続ける日々でしたが、多くの患者さんが変わらず通院してくださいました。
リーマンショックや東日本大震災など、この20年の間にはさまざまな出来事がありました。
それでも変わらず通ってくださった患者さんには、本当に感謝しています。
父から学んだこと
父と一緒に診療したことはありませんので、治療技術を教わったというわけではありません。
ただ、歯科医師として大きな影響を受けたことがあります。
父は、いつも笑顔なんです。
患者さんに対しても、スタッフに対しても、不機嫌な姿を見た記憶がありません。
歯科医院では忙しい日もありますし、思いどおりにいかないこともあります。
それでも、自分の感情を患者さんやスタッフに向けるべきではないと思っています。
私も父のように、患者さんにもスタッフにも穏やかに接することのできる歯科医師でありたいと思っています。
長く通ってくださる患者さんの存在
一番を挙げるのは難しいですね。
でも、転居された患者さんが「やっぱり曽我先生に診てもらいたい」と言って、遠方から通院してくださることがあります。
そういう時は、本当にうれしいですね。
歯科医院は近くにもたくさんあると思います。
それでも時間をかけて来院してくださるということは、信頼していただけているのだと思いますし、その期待に応えたいという気持ちになります。
また、長く通院してくださる患者さんのお口を診ることも、この仕事の大きなやりがいです。
治療から10年、15年と経過した歯を拝見すると、その頃の自分の治療を振り返ることになります。
良い状態で経過していると安心しますし、経年的な変化によって再治療が必要になることもあります。
そうした経験は、次の患者さんの診療にも生かされています。
6,500人を超える患者さんとの出会い
これまで6,500人を超える患者さんとの出会いがありました。
カルテ棚も、もういっぱいです。
一人ひとりに生活があり、それぞれの人生があります。
小さなお子さんだった患者さんが大人になって来院されたり、ご家族で通院してくださったり、親子二世代、三世代でお付き合いが続いている患者さんもいらっしゃいます。
振り返ると、本当に多くの出会いがありました。
今は感謝しかありません。
これからも変わらず、この場所で
大きく変わる必要はないと思っています。
もちろん、歯科医療はこれからも進歩していきます。
新しい技術や医療機器については、必要なものを取り入れながら、より良い診療を続けていきたいと思っています。
一方で、医院の規模を大きくしたり、分院を増やしたりすることは考えていません。
今通ってくださっている患者さんを、これからも大切にしていきたい。
困った時に相談していただける歯科医院として、10年後も20年後も、この場所で変わらず診療を続けていたいと思っています。
経歴
- 日本大学松戸歯学部卒業
- 東京歯科大学歯科臨床研修医修了
- 大手医療法人グループ 院長/理事を歴任
- 曽我歯科医院三軒茶屋を開院
所属
- 日本顎咬合学会
- 日本口腔インプラント学会
- ストローマンインプラントサーティフィケート
- ブローネマルクインプラントサーティフィケート
- リプレイスセレクトインプラントサーティフィケート
連携医療機関
- 国立病院機構 東京医療センター
- 東京歯科大学水道橋病院
- 東京都立広尾病院
より高度な検査や専門的な治療が必要な場合には、患者さまの状態に応じて適切な医療機関へご紹介しています。
執筆・監修者
曽我 達彦
経歴
- 日本大学松戸歯学部 卒業
- 2002年 歯科医師免許取得
- 東京歯科大学千葉病院 臨床研修修了
- 医療法人歯科グループ勤務(分院長・理事を歴任)
- 2006年 曽我歯科医院三軒茶屋 開院
所属学会
- 日本口腔インプラント学会
- 日本顎咬合学会
本ページは、曽我歯科医院三軒茶屋 院長・曽我達彦が、日々の診療経験と現在の歯科医学の知見をもとに執筆・監修しています。
