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歯周病治療

歯周病治療

歯周病とは

歯周病は、歯を支える骨や歯茎に炎症が起こる病気です。痛みが少ないまま静かに進行するため、気付いたときにはすでに進行していることもあります。歯と歯茎の間にたまったプラーク(細菌のかたまり)が炎症を起こし、歯茎や骨を少しずつ破壊していきます。
初期段階では歯茎の腫れや出血程度ですが、進行すると歯を支える骨が減り、最終的には歯がグラグラして抜けてしまうこともあります。 歯の周りの骨は3分の2程度が失われるまで歯が揺れないため、自覚症状が出たときにはかなり進行しているケースも少なくありません。
当院では、歯周病を「治す病気」ではなく、「進行を止め、再発を防ぐ病気」ととらえて、長期的な予防管理を重視しています。

歯周病セルフチェック

歯周病は、初期のうちは痛みや自覚症状が少ないため、気付かないうちに進行してしまうことがあります。
次のチェックリストを今のお口の状態の確認にお役立てください。

歯周病チェックリスト

  • 朝起きたときに口の中がネバつく
  • 歯磨きのときに血が出ることがある
  • 歯茎が赤く腫れている
  • 歯茎が下がって
    歯が長く見えるようになった
  • 口臭が気になる
  • 歯と歯の間に
    食べ物がはさまりやすくなった
  • 歯が浮いたような感覚がある
  • 歯がグラグラする
  • 噛み合わせが変わった気がする

判定の目安

  • チェックが1〜3個 の場合:軽度の歯周病の可能性があります。早めの受診をおすすめします。
  • チェックが4個以上 の場合:歯周病が進行している可能性があります。放置せず、できるだけ早めにご相談ください。
  • チェックがない場合: 症状がなくても歯周病が進行していることがあります。年に1回は歯科検診を受けて予防を続けましょう。

気になる項目が
あった方へ

セルフチェックで項目にあてはまるものがあった方は、ぜひ早めにご相談ください。
症状の軽いうちに適切に介入することで、治療の負担や回数を抑えられる可能性があります。
一人ひとりのお口の状態を丁寧に確認し、状況に適したプランをご提案いたします。

当院の歯周病治療に
対する考え方

歯周病は短期間で治すものではなく、時間をかけて改善を目指す病気です。
症状が落ち着いても、実際には治ったのではなく、病状の進行が止まっているだけということも多くあります。

当院では一時的な改善ではなく、定期的なメンテナンスによる継続的な管理を重視しています。治療の過程や通院の目的をその都度説明しながら、患者さまと一緒に長くお口の健康を守っていくことを大切にしています。

歯周病の進行と症状

歯周病は、症状の進み方に応じて治療の内容や期間が変わります。症状が進行すると、歯を支える骨にまで影響します。
進行の段階を知っておくことで、早めの受診や予防につながります。

歯肉炎(初期段階)

歯肉炎(初期段階)

歯茎が赤く腫れ、歯磨きの際に出血することがあります。痛みはほとんどありません。

軽度歯周炎

軽度歯周炎

炎症が歯茎の奥に広がり、歯を支える骨が少しずつ溶け始めます。口臭や違和感を覚える方もいます。

中等度歯周炎

中等度歯周炎

歯茎の腫れや出血が強くなり、歯の動揺が出始めます。噛むと痛い、歯が長くなったように見えることもあります。

重度歯周炎

重度歯周炎

歯を支える骨が大きく失われ、歯がグラグラする状態です。放置すると抜歯が必要になることもあります。

治療の流れ

歯周病治療は、「検査 → スケーリング → 再評価 → SRP → 再評価」というステップを踏みながら、段階的に炎症の改善を目指します。
再評価の結果によっては、再度SRPを行ったり、歯周外科処置が必要になることもあります。
歯周病の進行度や生活習慣に合わせて、無理のないペースで治療を進めていきます。

1

歯周病検査

歯周ポケットの深さ、出血の有無、歯の動揺などを調べ、歯周病の進行度を把握します。
必要に応じてレントゲン撮影を行います。

2

スケーリング(歯石除去)

初期の段階では、歯の表面や歯茎周囲に付着した歯石や細菌を専用の器具で取り除きます。
歯磨きでは落とせない汚れを除去することで、炎症の改善を目指します。

3

再評価(1回目)

スケーリング後にもう一度検査を行い、歯茎の状態がどの程度改善したかを確認します。

4

SRP(スケーリング・ルートプレーニング)

再評価でまだ深い歯周ポケットが残っている場合は、歯茎の奥に付着した歯石や感染源を取り除きます。
歯根表面を滑らかに整え、歯周組織の回復を促します。

5

再評価(2回目)

SRPの後に再度検査を行い、改善度を確認します。
状態が安定すれば定期検診・メンテナンスに移行し、改善が不十分な場合はさらに処置が検討されます。

6

定期的なメンテナンスへ移行

治療が終わった後も、再発を防ぐための定期的なクリーニングとホームケアを継続します。
改善が不十分な場合は、再度SRPを行ったり、歯周外科処置が必要になることもあります。
治療後も、再発を防ぐための定期的なクリーニングとホームケアを継続します。
当院では、歯科衛生士によるメンテナンスを中心に、段階的に治療を行うことで、より着実に健康な歯茎を取り戻し、歯を長く残すためのケアを一緒に続けていくことを大切にしています。

予防とセルフケア

歯周病を防ぐには、歯科医院での専門的なケアとご自宅でのセルフケアの両立が欠かせません。以下のようなケアを心がけましょう。

  • 歯ブラシは毛先が届きにくい部分を意識して磨く
  • フロスや歯間ブラシを併用する
  • 定期的にクリーニングを受ける

こうしたケアの積み重ねが、歯を失わない未来につながります。
当院では、一人ひとりの生活習慣やお口の状態に合わせた歯磨き指導も行っています。

通院の目安とご相談

歯周病は治ったと感じた後も、再発しやすい病気です。
治療で症状が落ち着いても完治したのではなく、進行を止めている状態です。
そのため、治療後のケアがとても大切です。

数ヶ月おきのメンテナンスを習慣にすることで、長く健康な歯を保つことができます。
治療期間や通院のペースについてご希望がある場合は、いつでも遠慮なくお伝えください。

無理なく通い続けられるよう、サポートいたします。

定期的なメンテナンスについては、[予防治療ページ]でも詳しくご紹介しています。