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根管治療

根管治療

根管治療の精度を高める4つの取り組み

長く歯を守るための根管治療

むし歯が進行して神経にまで達してしまった場合、歯を抜かずに残すために行うのが根管治療(こんかんちりょう)です。歯の根のなかを丁寧に清掃、消毒し、再感染を防ぐことで、歯の寿命を延ばすことを目的としています。 当院では、痛みの軽減や清潔な環境づくりに配慮し、拡大鏡やラバーダム等を用いた処置を行っています。

当院の根管治療への
取り組み

清潔な環境で再感染を
防ぐために

根管治療では、目に見えない程の小さな管のなかを扱うため、清潔な環境で行うことが成功の鍵になります。
当院では、治療中に唾液や細菌が入らないよう、ラバーダムというゴムのシートを使用して、患部だけを露出させ周囲はシートで覆い、処置を行っています。
ラバーダムを装着することで治療部位を唾液や湿気から守り、再感染のリスクを抑えることができます。
また、必要に応じて歯科用CT撮影を行い、根の形や感染の広がりを立体的に把握します。
これにより、見えない部分まで把握したうえで、よりしっかりと治療を進められます。

ラバーダムを使ったマイクロスコープ精密根管治療の費用
55,000円~198,550円(税込)

※ラバーダムを使ったマイクロスコープ精密根管治療は自由診療です。

ラバーダムとは?

ラバーダムとは、治療する歯だけをゴムのシートで隔離し、 唾液や細菌が根管内へ入り込むことを防ぐための器具です。

根管治療では、できるだけ無菌的な環境で治療を行うことが重要です。 ラバーダムを使用することで、 唾液による細菌感染を防ぎ、安全性を高めながら 精密な根管治療を行うことができます。

ラバーダム防湿

拡大鏡を用いた
精密な処置

根管治療では、わずかな見落としが再発につながることがあります。
当院では、拡大鏡を使用し、肉眼では確認できない細部まで視認しながら治療を行っています。

拡大鏡とは?

当院で使用している拡大鏡は、歯や根管の細かな部分を 約2.5倍程度に拡大して確認するための器具です。

曽我歯科医院三軒茶屋では、LED照明付きの拡大鏡を使用し、 肉眼では見えにくい細部まで明るく拡大して確認しながら、 より精密な根管治療を行っています。

拡大鏡による精密治療

ニッケルチタンファイルを使用した精密な根管治療

根管治療の成功には「器具選び」も重要です

根管の形は患者さま一人ひとり異なり、多くの歯では複雑に湾曲しています。そのため、従来のステンレス製ファイルでは、根管本来の形を保ちながら治療を行うことが難しい場合があります。

曽我歯科医院三軒茶屋では、より精密な根管治療を行うため、柔軟性に優れたニッケルチタン(NiTi)ファイルを使用しています。

湾曲した根管にも自然に追従しやすいため、歯への負担をできるだけ抑えながら、感染した神経や細菌を効率よく取り除くことができます。また、根管本来の形態を保ちながら治療を進められるため、より精密で安全性に配慮した根管治療につながります。

ニッケルチタンファイルとは?

ニッケルチタンファイルは、根管の中を清掃・形成するために使用する 柔軟性に優れた根管治療専用の器具です。

従来のステンレス製ファイルと比べ、 曲がった根管にも追従しやすく、 根管本来の形態をできるだけ保ちながら治療を進めることができます。 そのため、より安全で精密な根管治療につながります。

ニッケルチタンファイル

歯科用CTによる正確な診断

根管治療では「見えない部分」を正確に把握することが重要です

根管治療では、歯の内部にある細い根管や、根の先にできた炎症を正確に診断することが治療成功の第一歩です。

しかし、通常のレントゲン写真は二次元画像であるため、歯や骨が重なって見え、病変の位置や大きさを十分に把握できない場合があります。

当院では、必要に応じて歯科用CTを使用し、より正確な診断を行っています。

歯科用CTとは?

歯科用CTは、お口の中を三次元(3D)で撮影できる医療機器です。

通常のレントゲンでは確認しにくい 根管の本数や形態、根の湾曲、根の先の炎症、 骨の状態、歯根破折の有無 などを立体的に把握できるため、 より正確な診断と治療計画につながります。

歯科用CT

根管治療の流れ

根管治療は、歯のなかの神経にまでむし歯が進行した場合や、過去に治療した歯が再び炎症を起こした場合に行う治療です。
感染源を丁寧に取り除き、歯を抜かずに残すことを目的としています。
通院回数は状態によって異なりますが、一般的には次のような流れで進めていきます。

1

診査・診断

レントゲンやCTで歯の内部を詳しく確認し、根の形や感染の広がりを把握します。
痛みのある場合は、まず応急処置を行い症状を和らげます。

2

神経・感染部の除去

麻酔をしっかり効かせたうえで、感染した神経や細菌を丁寧に取り除きます。
治療中は唾液などが入り込まないよう、ラバーダムを装着して清潔な環境を保ちます。

3

根管内の清掃・消毒

根の内部を専用の器具で整え、薬剤で洗浄・殺菌します。
当院では拡大鏡を使用し、細かな部分までしっかり確認しながら進めています。
この工程は数回かかることがあるため、通院回数については余裕を持っていただけますと幸いです。

4

根管の充填(封鎖)

消毒が完了した根のなかを、再感染を防ぐために薬剤で密封します。
この工程を丁寧に行うことで、良好な治療結果が期待できる状態を整えます。

5

被せ物での修復

治療後は、歯の強度を補うために詰め物や被せ物で修復します。
噛み合わせや見た目も考慮しながら、セラミックなどの素材もご提案しています。
セラミックなどの素材については、[審美治療のページ]でご紹介しています。

詳しくはこちら

患者さまに寄り添った
治療の進め方

患者さまに寄り添った治療の進め方

根管治療は、時間がかかる、何度も通わなければならない、という印象を持つ方も少なくありません。当院では、そのような患者さまの不安を軽減できるよう、毎回の処置内容をわかりやすく説明しながら進めています。「今日は何をするのか」「なぜこの治療が必要なのか」を丁寧にお伝えし、納得のうえで進めていきます。

診療は、院長が一貫して治療を担当するため、途中で担当医が変わることはありません。 治療の経過を把握したうえで、信頼関係も大切にしながら、最後まで責任を持って対応いたします。ただし、通常の根管治療がとても難しい場合は根管治療の専門医(自費)をご紹介することがあります。

治療後のケアと
メンテナンス

根管治療を終えた歯は、再感染を防ぐためのケアが欠かせません。
治療が完了した後も、詰め物や被せ物のすき間から菌が入らないよう、定期的なチェックをおすすめしています。
お口全体の健康を守るために、予防治療でのクリーニングやセルフケアの見直しもあわせて行うと効果的です。

このようなお悩みが
あるときは
ご相談ください

  • 冷たいものや温かいもので強くしみる
  • 噛むとズキズキ痛む
  • 治療した歯が再び腫れてきた
  • 抜歯と診断されたが、できれば残したい

これらのお悩みがある場合、根管治療で歯を残せる可能性があります。
まずはお口の状態を丁寧に確認し、適切な治療方法をご提案します。

通院の目安

根管治療は、感染を可能な限り徹底して取り除くために複数回の通院が必要になることがあります。
通院回数や治療期間についてご希望がある場合は、遠慮なくお伝えください。
無理のないペースで通えるよう、一人ひとりに合わせた治療計画を一緒に立てていきます。

執筆・監修者

曽我歯科医院三軒茶屋 院長 曽我達彦

曽我 達彦

曽我歯科医院三軒茶屋 院長

経歴

  • 日本大学松戸歯学部 卒業
  • 2002年 歯科医師免許取得
  • 東京歯科大学千葉病院 臨床研修修了
  • 医療法人歯科グループ勤務(分院長・理事を歴任)
  • 2006年 曽我歯科医院三軒茶屋 開院

所属学会

  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本顎咬合学会
日本口腔インプラント学会での学術発表など、日々研鑽を重ねながら診療を行っています。

本ページは、曽我歯科医院三軒茶屋 院長・曽我達彦が、日々の診療経験と現在の歯科医学の知見をもとに執筆・監修しています。