曽我歯科医院三軒茶屋の インプラント 治療例

CASE 02

深い虫歯をインプラントで治療した症例

Implant Treatment for Deep Tooth Decay

左上の小臼歯(前から5番目の歯)に装着されていた金属冠の違和感を訴えて、来院された患者さまの症例です。
金属冠を外して確認したところ、その内側で虫歯が深く進行し、歯の根にも破折が認められました。 長期的な保存は難しいと判断して抜歯を行い、 両隣の歯を削らずに欠損部を補う方法として、インプラント治療を選択しました。

症例の概要

歯を1本失い、その前後に天然歯が残っている状態を「中間欠損」といいます。 中間欠損はブリッジでも治療できますが、一般的なブリッジでは両隣の歯を削り、支えとして利用します。 今回は、隣り合う天然歯をできるだけそのまま残すことを重視しました。 欠損した部分だけを独立して補えるインプラントによって、見た目だけでなく、噛む機能や歯列の連続性も回復する治療計画を立てました。

金属冠の除去から左上の小臼歯のインプラント治療までの経過

金属冠を外すと、その内側に深い虫歯と歯根破折が確認されました。 保存が難しい歯を抜歯し、治癒を待ってからインプラントを埋入。 最終的に周囲の歯と調和する人工歯を装着し、欠損部の形態と噛み合わせを回復しました。

治療前
金属冠の内側に深い虫歯と歯根破折が認められた治療前の状態

金属冠を外して確認したところ、内側で虫歯が深く進行し、歯の根にも破折が認められました。 治療後の安定性を考えると、歯を残すことが難しい状態でした。

治療後
左上の小臼歯のインプラント治療が終了した状態

欠損部にインプラントと人工歯を装着しました。 両隣の天然歯を削ることなく、歯列の連続性と自然な見た目、噛み合わせを回復しています。

被せ物の内側で進んでいた深い虫歯と歯根破折

被せ物が入っている歯は、外から見ただけでは内部の虫歯の範囲を判断しにくいことがあります。 この症例では、金属冠を外して初めて、虫歯が歯ぐきに近い深い部分まで及んでいることと、歯の根が割れていることを確認しました。

虫歯を取り除いた後に被せ物を支えられるだけの歯質が残らない場合や、歯根の深い位置まで破折している場合は、治療をしても再感染や炎症を起こす可能性があります。 天然歯を残すことは大切ですが、残すこと自体が目的ではありません。 検査結果と長期的な見通しを踏まえ、今回は抜歯が適切と判断しました。

中間欠損にインプラントを選択した理由

今回の欠損部は、前後に歯が残る「中間欠損」でした。 ブリッジとインプラントのどちらも検討できる状態でしたが、周囲の天然歯をなるべく削らず、欠損部を独立して支えることを優先してインプラントを選択しました。

POINT 01
隣り合う天然歯を守る

一般的なブリッジでは、欠損部の両隣の歯を削って被せ物の支えにします。 インプラントは人工歯根で独立して支えるため、基本的に両隣の歯を削らず、噛む負担も周囲の歯だけに集中させずに治療できます。

POINT 02
噛む機能と自然な見た目を回復

小臼歯が担う噛む機能を補い、左右のバランスを整えます。 人工歯の形や色を周囲の歯に合わせ、発音にも関わる歯列の連続性と、違和感の少ない自然な見た目の回復を目指しました。

POINT 03
清掃しやすく長く維持する

人工歯の周囲を歯間ブラシなどで清掃しやすい形に整えました。 良好な状態を長く保つためには、毎日のセルフケアに加え、歯科医院での定期的なメンテナンスが大切です。

インプラント治療を行った部位

今回治療したのは、 左上の小臼歯(前から5番目) です。 前後の天然歯を削らず、欠損部を一本の独立した人工歯で補うことで、見た目、噛み合わせ、歯列の連続性の回復を図りました。

ブリッジとインプラント、それぞれの特徴

中間欠損に対する治療は、どなたにもインプラントが適しているわけではありません。 ブリッジとインプラントには、それぞれ異なる利点と注意点があります。 両隣の歯の状態、骨の量、全身状態、治療期間、ご希望などを確認したうえで選択します。

ブリッジによる治療

欠損部の両隣の歯を削り、連結した被せ物で欠損を補います。 外科手術を行わず、比較的短期間で治療できることが利点です。 一方、支えとなる歯の切削が必要で、噛む力も支台歯が受け持ちます。

インプラントによる治療

欠損部の骨に人工歯根を埋入し、その上に人工歯を装着します。 外科手術と治癒期間が必要ですが、基本的に両隣の歯を削らず、欠損部を独立して支えられます。

失った歯を補い、残っている天然歯を守る

インプラント治療の目的は、失った歯を人工歯で置き換えることだけではありません。 欠損部を独立して支えることで、ブリッジのために健康な歯を削ることを避けられる場合があります。 また、欠損したままにせず噛み合わせを回復することは、残っている歯に負担が偏るのを抑えるうえでも大切です。

今回は、保存が難しい歯だけを抜歯し、その前後にある天然歯には手を加えずに治療しました。 治療する歯だけでなく、お口全体を見て、残せる天然歯をできるだけ守ることを重視した症例です。

見た目、発音、噛む機能を総合的に回復

歯を一本失った影響は、見た目だけとは限りません。 欠損部を避けて反対側ばかりで噛むようになったり、周囲の歯が空いた部分へ傾いたりすることで、噛み合わせが変化することがあります。 また、上顎の歯の欠損は、位置によって会話時の空気の流れや舌・頬の動きに影響する場合があります。

この症例では、人工歯の形や色だけでなく、周囲の歯との接触、噛み合わせ、舌や頬に触れる形にも配慮しました。 審美性、咀嚼機能、発音に関わる歯列の形を総合的に回復することを目指しています。

症例情報
主訴: 左上の金属冠に違和感がある
歯の状態: 左上の小臼歯に深い虫歯と歯根破折があり、長期的な保存が難しい状態
治療部位: 左上の小臼歯(前から5番目の歯)
治療内容: 金属冠の除去、抜歯、インプラント埋入、人工歯の装着
治療の目的: 隣り合う天然歯の切削を避けながら、欠損部の審美性、発音に関わる歯列の形、咀嚼機能を回復すること
治療期間: 約6か月
費用: 総治療費 約55万円(税込)
リスク・副作用: 手術後に腫れ、痛み、出血、感染が生じることがあります。 周囲の神経や血管、上顎洞を損傷する可能性があります。 骨の状態によっては、骨を増やす処置が別途必要になる場合があります。 インプラントが骨と結合しない場合や、治療後にインプラント周囲炎を生じる可能性があります。 人工歯は、噛み合わせや歯ぎしりなどによって欠けたり、破損・脱離したりすることがあります。 治療後も毎日の清掃と定期的なメンテナンスが必要です。 治療結果および治療期間には個人差があります。

※掲載している症例は、患者さまの同意を得たうえで紹介しています。 すべての患者さまに同じ治療結果が得られるわけではありません。 ブリッジとインプラントのどちらが適しているかは、隣り合う歯の状態、骨量、全身状態、噛み合わせ、治療期間、ご希望などを踏まえて判断します。

歯科用CT画像を用いてインプラント治療について説明する院長

IMPLANT CONSULTATION

インプラント無料相談

まずは、お悩みやご希望を
お聞かせください。

治療できるか、費用や期間はどのくらいかなど、気になることにお答えします。お口の状態を確認し、考えられる治療方法を分かりやすくご説明します。

症例と同じ治療が適しているとは限りません。必要な検査・診断を行ったうえで治療方法をご提案します。

インプラント無料相談のご予約

治療についてのメール相談 メール相談フォームへ ※メールではご予約を承っておりません。

初診のインプラント相談は無料です。検査を行う場合は、事前に内容と費用をご説明します。

症例から見る、インプラント治療

Implant Treatment Through Clinical Cases

インプラント治療は、同じように見えるお口の状態でも、
必要な処置や治療の進め方は一人ひとり異なります。

このページでは、当院で実際に行った治療の一部を、 治療前後の写真とともにご紹介します。
治療内容・期間・費用・リスクもあわせて、 インプラント治療をご検討される際の参考としてご覧ください。

INFORMATION

医院情報
医院名
曽我歯科医院三軒茶屋
住所
〒154-0011
東京都世田谷区上馬2-26-6
チサンマンション三軒茶屋第2-1F
最寄駅
東急田園都市線
三軒茶屋駅から徒歩7分
電話番号
03-3412-2111
診療時間
10:00-13:30 ××
15:00-19:00 ××
  • ▲|10:00〜13:00/14:00〜17:00
  • ※最終受付|月〜木は18:00、土・日は16:00となります。
  • ※学会等により、診療時間や休診日を変更する場合があります。

執筆・監修者

曽我歯科医院三軒茶屋 院長 曽我達彦

曽我 達彦

曽我歯科医院三軒茶屋 院長

経歴

  • 日本大学松戸歯学部 卒業
  • 2002年 歯科医師免許取得
  • 東京歯科大学千葉病院 臨床研修修了
  • 医療法人歯科グループ勤務(分院長・理事を歴任)
  • 2006年 曽我歯科医院三軒茶屋 開院

所属学会

  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本顎咬合学会
日本口腔インプラント学会での学術発表など、日々研鑽を重ねながら診療を行っています。

本ページは、曽我歯科医院三軒茶屋 院長・曽我達彦が、日々の診療経験と現在の歯科医学の知見をもとに執筆・監修しています。
▶︎ 院長紹介はこちら
CONTACT お問い合わせ

まずはお気軽にご相談ください

どのようなときも、あなたに寄り添える歯科医院でありたいと考えています。
治療の丁寧さはもちろん、空間づくりや通いやすさにもこだわっています。