「前歯の差し歯だけが周囲から浮いて見える」「歯全体の着色も一緒にきれいにしたい」という場合は、最初から前歯の色だけを決めるのではなく、クリーニングやホワイトニングを先に行う方法があります。
今回ご紹介するのは、ティースクレンジングとホワイトニングで天然歯の色を整えた後、前歯をオールセラミッククラウンで修復した症例です。約4か月かけて、周囲の歯になじむ自然な色調と透明感を目指しました。
三軒茶屋の審美歯科症例
治療前:着色と古い前歯の差し歯が気になる状態

前歯だけをすぐに白いセラミックへ交換すると、後からホワイトニングをした際に天然歯と被せ物の色が合わなくなることがあります。そのため、本症例では歯の表面を清潔にし、天然歯の色を整えてから前歯のセラミックを製作しました。
治療後:周囲の歯になじむ自然な前歯へ

歯全体が明るくなり、前歯の被せ物も周囲の天然歯になじむ色調に仕上がりました。治療結果やホワイトニングによる白さの変化には個人差があります。
今回の治療内容・期間・費用
症例の概要
- 治療内容:ティースクレンジング・ホワイトニング・オールセラミッククラウンによる前歯の審美修復
- 治療期間:約4か月
- 費用:約45万円(税込)
治療期間や費用は、治療する歯の本数、ホワイトニングの回数、使用するセラミックの種類、お口の状態などによって異なります。診査後に治療計画と見積もりをご説明します。
前歯のセラミック治療前にホワイトニングを行った理由
セラミックの色は治療後に白くなりません
ホワイトニングで白くできるのは天然歯です。セラミックやレジンなどの人工材料は、ホワイトニング剤では白くなりません。
将来的に天然歯をホワイトニングする予定がある場合は、先に希望する白さへ近づけ、その色に合わせてセラミックを製作するほうが、周囲となじむ仕上がりを目指しやすくなります。
着色を落としてから本来の歯の色を確認します
コーヒー、紅茶、ワイン、たばこなどによる表面の着色があると、天然歯本来の色が分かりにくい場合があります。最初にティースクレンジングで着色やバイオフィルムを除去し、その後の色合わせを行いやすい状態にしました。
前歯のオールセラミッククラウンとは
オールセラミッククラウンは、金属を使用せず、セラミックで歯全体を覆う被せ物です。天然歯に近い透明感や色の濃淡を表現しやすく、前歯など見た目が重視される部分に使用されます。
一方で、クラウンを装着するためには歯を削る必要があります。歯の状態によっては神経の治療が必要になる場合もあるため、色や形を整えたいという理由だけで安易に選ぶ治療ではありません。歯を削らないホワイトニングや、削る量を抑えられる治療法も含めて比較します。
自然な前歯に仕上げるためのポイント
白さだけでなく透明感と形を合わせます
前歯は、歯の根元から先端まで同じ一色ではありません。周囲の天然歯の色、透明感、表面の質感、歯の形、左右のバランスなどを確認し、口元になじむ仕上がりを目指します。
噛み合わせも確認します
前歯は食べ物を噛み切るだけでなく、顎を動かす際に奥歯を守る役割もあります。見た目が良くても、噛み合わせが強く当たりすぎると欠けや脱離の原因になるため、治療時と定期検診で確認します。
治療のリスク・副作用
ホワイトニング後に、一時的な知覚過敏や歯ぐきの刺激が生じることがあります。希望する白さや必要な回数には個人差があり、時間の経過とともに色戻りも起こります。
セラミッククラウンの治療では歯を削る必要があり、治療後にしみる症状が出る場合があります。強い衝撃、歯ぎしり、噛み合わせなどにより、セラミックが欠けたり破損・脱離したりする可能性があります。治療後も歯との境目に虫歯や歯周病が起こる可能性があるため、定期的な検診と毎日の清掃が必要です。
三軒茶屋で審美歯科をご検討の方へ
曽我歯科医院三軒茶屋では、歯を白くしたい、古い差し歯を自然にしたいといったご希望を伺い、現在の歯を削る必要があるかも含めて治療方法を検討します。ホワイトニング、クリーニング、レジン修復、セラミックなどから、お口の状態に合う方法をご提案します。
参考:American Dental Association「Veneers」
曽我歯科医院三軒茶屋