三軒茶屋のインプラント症例|治療後20年、長く使うために大切なこと
「インプラントは何年くらい使えるの?」という疑問は、治療を検討されている方からよくいただくご質問です。インプラントは長期的な使用が期待できる治療ですが、治療後の状態や経過には個人差があり、入れたら終わりではありません。
今回は、曽我歯科医院三軒茶屋で最初のインプラント治療から約20年にわたり、検診とメンテナンスを継続している症例をご紹介します。

症例の概要|最初のインプラント治療から約20年
初回治療時は、右上の奥歯が失われている状態でした。欠損部へインプラントを埋入し、骨との結合を確認してから人工歯を装着しました。
その後も定期的な検診とメンテナンスを継続し、残っている歯の状態が変化した部位には、その時々の診断に基づいて追加治療を行っています。現在は上顎に2本、下顎に3本のインプラントが入っています。
治療開始時の状態と初回治療

失われた右上の奥歯をインプラントで補う
右上の奥歯が失われていたため、周囲の歯や骨、噛み合わせを確認したうえでインプラント治療を行いました。初回の治療期間は約5か月、初回治療費は約45万円でした。
治療期間や費用は、骨の状態、治療する本数、使用する部品、追加処置の有無などによって異なります。現在の費用については、診査・診断後に治療計画とともにご説明します。
13年経過時も検診と管理を継続

インプラント治療から時間が経過すると、インプラント周囲だけでなく、残っている天然歯や噛み合わせにも変化が起こることがあります。本症例でも、お口全体を継続的に確認し、必要な部位にはその都度治療を行いました。
「最初に入れたインプラントが約20年間経過していること」と、「現在5本すべてが20年前に入れられたもの」という意味は異なります。本症例では、最初の治療後も保存が難しくなった歯に対し、時期を分けて追加のインプラント治療を行っています。
インプラントを長く使うために大切なこと
インプラントだけでなく天然歯も管理する
噛み合わせは、インプラントと残っている天然歯が一緒に支えています。天然歯にむし歯や歯周病、破折などが起これば、インプラントにかかる負担も変化します。そのため、お口全体を一つの単位として管理することが大切です。
定期的に清掃状態と歯ぐきを確認する
インプラントの周囲にもプラークが付着し、炎症が起こることがあります。毎日のセルフケアに加え、歯科医院でインプラント周囲の歯ぐき、清掃状態、噛み合わせ、人工歯の状態を確認します。
小さな変化を早めに見つける
インプラント周囲の出血、腫れ、噛んだときの違和感、人工歯の動きなどは、確認が必要なサインです。症状が軽いうちに受診することで、原因に応じた対応を行いやすくなります。
インプラントは20年もつと保証できる?
本症例では最初のインプラント治療から約20年経過していますが、すべての患者さまに同様の結果を保証するものではありません。2024年に公表された20年間のインプラント生存率を検討したメタ解析でも、長期使用が期待できる一方、失敗の原因は複数あり、長期的な経過観察が必要と結論づけられています。研究論文はこちら
インプラントの経過には、全身状態、喫煙、歯周病の既往、噛み合わせ、清掃状態、メンテナンスの継続など、さまざまな要因が関係します。
治療の主なリスク・副作用
インプラント手術後には、腫れ、痛み、出血、感染などが起こることがあります。まれに周囲の神経や血管を傷つける場合や、インプラントと骨が十分に結合しない場合があります。
治療後のお手入れが不十分な場合は、インプラント周囲炎や人工歯の破損などが起こる可能性があります。また、残っている歯の状態によっては、経過中に追加治療が必要になることがあります。
三軒茶屋でインプラントを検討されている方へ
曽我歯科医院三軒茶屋では、歯科用CTなどを用いて骨や周囲組織の状態を確認し、インプラント以外の選択肢も含めて治療方法をご説明します。症例と同じ治療が適しているとは限らないため、必要な検査・診断を行ったうえで治療計画をご提案します。
まとめ
今回の症例は、右上の奥歯に行った最初のインプラント治療から約20年にわたり、定期的な検診とメンテナンスを続けている症例です。長期的な使用を目指すには、インプラントだけを見るのではなく、残っている歯、歯ぐき、噛み合わせを含め、お口全体を継続して管理することが重要です。
※掲載している治療結果は本症例におけるものです。治療結果、治療期間、必要な処置には個人差があります。
曽我歯科医院三軒茶屋
