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「インプラントなら自分の歯とまったく同じように噛めますか」とご質問をいただくことがあります。噛む機能の回復を目指す治療ですが、天然歯とインプラントでは支えられ方が違い、感じ方にも違いがあります。

天然歯には歯根膜があります
天然歯の根と周囲の骨の間には、歯根膜という薄い組織があります。歯を支えるとともに、噛んだときの力を感じ取る役割を担っています。食べ物を噛む際に力を細かく調整できるのは、歯根膜だけでなく、筋肉や顎関節などからの感覚も関わるためです。
インプラントは骨と結合して支えられます
インプラントには天然歯のような歯根膜がありません。そのため、同じ歯の形に仕上がっても、硬さや力の感じ方が天然歯と完全に同じになるわけではありません。一方で、お口全体の感覚がなくなるわけではなく、周囲の組織などからの情報も使いながら噛みます。
構造についてはインプラントの仕組みでもご説明しています。噛み心地は、治療した歯の位置や本数、反対側の歯、入れ歯の使用経験などによっても異なります。
食事は治療の段階に合わせて再開します
手術後や仮歯の時期は、最終的な被せ物が入った後と同じ条件ではありません。噛んでよい場所や食事の硬さについて担当医の指示を守り、自己判断で硬い物を噛んで確かめることは避けましょう。インプラント手術後の注意点もあわせてご覧ください。
被せ物が入ってからも、初めは無理のない食べ物でゆっくり噛み、気になる点を次の診察で伝えます。「噛めるから」と極端に硬い物を繰り返し噛むと、被せ物や部品に負担がかかることがあります。
違和感をすべて「慣れ」の問題にしないこと
噛むと痛い、そこだけ先に当たる、急に噛み心地が変わった、被せ物が動くといった場合は、調整や検査が必要な可能性があります。痛みが少なくても不具合がないとは限りません。硬い物を避け、早めに歯科医院へ連絡してください。
治療後の検診では清掃状態だけでなく、噛み合わせや部品の状態も確認します。歯ぎしりがある方には、状態に応じて力への対策を検討します。治療の費用・期間・主なリスクは当院のインプラント案内をご確認ください。
曽我歯科医院三軒茶屋